2. 教材の選択基準
次に、「CD・DVDが付随している通信教材」の中で、内容的に最適な教材を選択するために、 その選択基準を説明する。
(1) 講師の話す内容について
抽象的な文言をできる限り具体的に説明しているものが良い教材である。 法律の文章の理解は、抽象的な解説よりも、 講師の理解を通した具体例を使ったシンプルな解説の方がはるかに容易だからである。
サンプル教材が閲覧・視聴できるようであれば具体例の数に着目して選んでもらいたい。 講師の力量は抽象的な法律の文章をいかに具体例に置き換えられるかにかかっていると言っても過言ではない。
(2) 強弱の指摘について
力を入れるべき科目と、比較的ちからを入れるべきではない科目とがあるように、 各科目の中においても力を入れるべきポイントと、比較的ちからを入れるべきではないポイントとがある。 重要なポイントをしっかりと指摘している教材がよい教材となる。
法律科目の勉強においては、ある程度の割り切りが重要となるからである。 はじめから全部を全部理解して覚えることは不可能である。 大事な部分から理解し、記憶し、徐々にその範囲を広げていく。 もちろん、あいまいな知識ではなく、しっかりとした知識を広げていかなければならない。
(3) 図や表について
図や表は法律を体系的理解に理解するために、非常に役に立つ。 だから、複雑な部分や分岐のあるところでの図や表は重要となる。 これらが無ければ時には自分で作成してみることも大切であるが、 はじめのうちは自分で作っても、きっちりと整理されていないものが出来上がるだろう。 よって、図や表が適度に挿入してある教材を選ぶことが必要となる。
(4) 失敗した教材を選んでしまった場合の対処法
言うのは簡単であるが、行うのは難しいだろう。 遠慮せずに言わせてもらえば、すぐにその教材の使用を中止し、新しい教材を選び直すべきである。 せっかく買った教材なのにもったいないという気持ちはわかる。 だが、無駄なお金を使ってしまった上に、いつまでも効率の上がらない勉強をしていたら、 お金だけでなく時間までも無駄にしてしまうことになる。 気持ちを切り替えて次の教材を選んでほしい。 そうゆう意味で、全セット何十万円の教材は避けたほうがいいかもしれない。